京都市の耳鼻咽喉科・補聴器・幼児難聴・言語聴覚障害・言語聴覚療法・きこえとことばの障害
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役に立つ補聴器を手に入れよう
2008年2月11日
“聞こえ”のしくみ
きこえないということを良く知るには、まず耳のしくみを知ることが大切です。
音は空気の振動として耳介で集められ、耳の穴(外耳道)に入り、鼓膜を振動させ、中耳にある小さい3つの骨(耳小骨)によって内耳に伝えられます。内耳は硬い骨に覆われていて、音を感知する蝸牛(かたつむり管)があります。蝸牛は3つの部屋に分かれていて、それぞれリンパ液で満たされ、中央の部屋(蝸牛管)に音を感知する細胞(毛があるので有毛細胞と呼ぶ)があります。有毛細胞は振動という機械的な信号を音の高低に応じて電気信号に変える役割を担っています。電気信号は聴神経によって有毛細胞から大脳に伝えられます。
難聴と言っても色々ある
一口に難聴(きこえない)といっても実に様々で、聞こえの程度だけでは理解できません。難聴の原因がどの部位の障害で起こったのか(伝音難聴、感音難聴、混合難聴)、障害が何時起こったのか(先天性難聴、中途失聴)、聴力の形(高音障害、低音障害)などによって難聴の意味が大きく変わります。”役に立つ補聴器を手に入れる”には、この診断が特に大切です。
役に立つ補聴器を手に入れるには
T.先ず耳鼻咽喉科医へ・・。
きこえが悪くなったと思ったり言われたりしたら、先ず耳鼻咽喉科を受診することが大切です。耳鼻咽喉科では、難聴の原因や程度を診断して、補聴器適応の可否を判断します。適応があると判定した場合には、補聴器適合検査を行い、耳に合った補聴器の選定を行います。(日本耳鼻咽喉科学会では、平成17年度から専門的に補聴器相談に対応できる補聴器相談医を養成し認定しています。)
U.補聴器販売店へ・・。(耳鼻咽喉科医に認定補聴器専門店を紹介してもらうことが最良)
補聴器販売店では、耳鼻咽喉科医の検査成績を基本に適当な補聴器を選定します。この場合すぐに購入しないでください。その補聴器を2週間ほど貸し出してもらい日常生活で試聴した結果、納得して購入することが大切です。
V.耳と聴力の管理と、補聴器の管理・・。(残念なことにこれがほとんどなされていない)
補聴器を使っていて聞こえなくなることが良くあります。この場合、補聴器に原因があるだけでなく、耳に原因(耳垢など)があることが多いです。そのため、先ず耳鼻科医に相談することが大切です。補聴器をお使いの方には、気楽に相談できる「かかりつけの耳鼻咽喉科医」を決められることを是非お勧めします。
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耳の日について
2008年2月11日
私の所属している日本耳鼻咽喉科学会では、難聴者のために少しでもお役に立ちたいとの願いをこめて、1956年に3月3日を「耳の日」と定めました。以来、日本医師会・厚生労働省・文部科学省・その他関係機関の後援のもとに、「耳の日」を、耳を大切にする運動の日として、その啓発に積極的に取り組んできました。今日では、3月3日の「耳の日」は、広く我が国に定着し、カレンダー、日記帳あるいは国語辞典の見出し語にまでなっています。
近年、難聴の診断・治療に新しい手法が確立され、人々の健康の増進、福祉にも大いに役立っていますが、高齢社会の到来により、老人性難聴とそれに関連した補聴器フィッティング、人工内耳手術の普及による適応と関連する社会的問題、遺伝性難聴の診断向上に伴うカウンセリングに関連することなどが大きな問題となってきました。人工内耳、遺伝性難聴とも関連して、新生児聴覚スクリーニングをどう行っていくかも大きな問題となっています。
このように、耳を取り巻く環境に、どう対処していくか、検討しなければならない課題はまだまだ多くあります。来る2008年3月3日には、53回「耳の日」を迎えます。
日本耳鼻咽喉科学会京都府地方部会では、京都府耳鼻咽喉科専門医会と京都府医師会との共催のもとに、第53回「耳の日」を記念して、耳の相談会や耳と補聴器の相談会を行うと共に、3月2日(日曜日)にはシルクホールにて広く京都府民を対象に公開講演会を開催いたします。特に今年は私大山が
「役に立つ補聴器を手に入れよう」
と題してお話をいたしますので、時間のある方はシルクホールにお越しくださればとてもうれしいです。
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聴覚障害者に対するコミュニケーション方法
2007年11月9日
私は京都産業保健推進センターの相談員を務めています。
推進センターでは毎月メールマガジンを発行していますが、11月1日号にて「聴覚障害者にとって働きやすい職場」と題して投稿しました。非常に長い文章ですのでその中から、「聴覚障害者に対するコミュニケーション方法」について記載した部分を紹介いたします。
障害者は身体障害者、知的障害者、精神障害者の3つに大きく分けられますが、聴覚障害者は、視覚障害者、肢体不自由者等と共に身体障害者の中に分類されています。「聴覚障害」と一口にいっても実に様々で、難聴者の「聞こえ」を理解して頂くことはかなり困難です。
難聴には3つタイプがあります。伝音難聴、感音難聴、混合難聴です。伝音難聴は鼓膜に穴が開いたり、鼓膜の振動を内耳に伝える耳小骨の障害により聞こえにくくなった状態で、補聴器で音量を大きくしてやると、比較的よく言葉が判別できるタイプです。感音難聴は内耳(蝸牛)から脳の間の障害により聞こえにくくなった状態で、補聴器の音量を上げても、音声が「音」として聞こえてもはっきり言葉として聞き取ることができず、何を言っているのか良くわからないタイプです。混合難聴はこの両者が混ざっているタイプです。
「耳がきこえない」という障害は、肢体不自由や視覚障害のように外から見ただけでは全くわからず、耳栓やヘッドホンなどで疑似体験したとしても実感はあまりわからない障害で、聴覚障害者と音声言語でコミュニケーションすることにより始めてその障害を認識する障害です。
テレビドラマなどの影響もあり、一般の人には「聴覚障害者」=「手話」という固定観念が強いようです。しかし難聴者に対して、「職場でのコミュニケーション方法」を調査したアンケート結果「第10回全国中途失聴者・難聴者福祉大会(京都市)平成15年10月」によりますと、聴覚障害者が同僚等(健聴者)の話しかける時のコミュニケーション方法は、音声(口話)が66%、筆談が19%、手話が14%であり、逆に同僚等が聴覚障害者に話しかける時には、音声(口話)が65%、筆談が27%、手話は17%です。また、聴覚障害者が希望するコミュニケーション方法も音声(口話)と筆談が43%で、手話が35%です。この結果は、聴覚障害者のコミュニケーション手段としては、手話だけでなく口話、筆談も同程度以上に利用されていることを示しています。
ここで、聴覚障害者のコミュニケーション方法について簡単に紹介したいと思います。コミュニケーションン方法には、手話、身振り・ジェスチャー、筆談、口話、読話、補聴器などがあります。
まず手話です。最近は手話も言語の一として認識されています。しかし健聴者は自然と話し言葉が身につきますが、手話は訓練しないと身に付きませんので、聴覚障害者となってもすぐに手話が使える訳ではありません。したがって聴覚障害者であっても手話を使えない人が大勢いることを知っておいてください。
次に身振り・ジェスチャーです。聞こえる人は手話を知らないのが圧倒的ですので、身振りなどを工夫して聴覚障害者に伝えることもある程度有効です。
次に筆談です。手話を十分使いこなせない聴覚障害者にとっては文字情報がとても重要です。紙と鉛筆さえあれば筆談はできますので簡便で有効な方法です。
次に口話(耳で聞き取り、音声で話すこと)です。聴覚障害者の発音能力や発語明瞭度は失聴時期により異なります。健聴者は自分の言葉を自分の耳で無意識にフィードバックして音声を修正しているのに対して、聴覚障害者はそのフィードバックが困難なため発音の明瞭さにかけることがあります。言語獲得前に失聴した幼児はそのために聾学校などでの口話訓練を受けているのです。
次に読話(口の形を読み取ること)といって口の形や動きで言葉を読取る方法です。テレビドラマで聴覚障害者が相手の話している内容を口の動きだけで理解しているシーンが良くありますが、誰しもが出来るとは限りません。読話だけでは十分に理解できないので筆談、手話、身振りなどを併用することが大切です。
最後に補聴器についてお話します。聴覚障害者で補聴器を装用している人は多いですが、装用しているからといって、必ずしも良く聞こえるとは限りません。補聴器はあくまで「補助」にすぎませんので、補聴器を装用している聴覚障害者に対しても読話、口話、筆談などを併用することが大切です。
以上、いくつかの方法を紹介しましたが、聴覚障害者の聴覚障害は実に様々ですので、夫々の聴覚障害者にあったコミュニケーション方法を利用することが大切です。
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生活習慣と健康:死ぬ危険、喫煙で激増 男性1.6倍、女性1.9倍に・・・・厚労省調査
2007年6月3日
記事: 毎日新聞社 提供: 毎日新聞社
【2007年6月1日】
健康で長生きするには食べ物や酒、たばこなどの生活習慣をどのようにしたら良いのだろうか。厚生労働省研究班(班長・津金昌一郎・国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長)は90年から、生活習慣と健康について10万人規模の調査を続けている。さまざまな習慣が健康にどう影響するか分かり始めており、主な結果を紹介する。【高木昭午】
◇がん、脳卒中…かかる率高く
■喫煙、飲酒
まず重要なのは「どんな習慣で死ぬ危険が高まるか」だろう。
表の「喫煙」の欄の左端を見ると、吸う人は吸わない人に比べ、死亡する危険が男性で1・6倍、女性で1・9倍高いことが分かる。病死や事故死、自殺などすべての死因で比べた結果だ。海外には、喫煙者は寿命が10年短いとの研究結果があるという。
喫煙の欄を右に見ていくと、吸う人は日本人の3大死因である、がん、心臓病、脳卒中にかかる危険がいずれも高い。糖尿病の危険も増す。
津金さんの試算によると、たばこを吸わない40歳の男性が100人いると、75歳までに20人ががんになる。吸う男性100人では、同じ期間で約32人ががんになる。大量の飲酒が重なれば、さらに増えるとみられる。
飲酒については、男性の場合、1日3合以上だと死亡の危険が増す。一方、1日1合未満なら、飲まない人より死ぬ危険は36%減るとの調査結果が出ている。ただ、飲まない人には病弱な人や、病気で飲めなくなった人が含まれ、死亡が多くなった可能性がある。津金さんは「もともと飲まない人に飲むことを勧めはしない」と話す。
女性も男性と同等以上に、飲酒で死亡率が上がる可能性がある。ただ、女性は一般に大酒を飲む人が少ないなどの理由で分析が難しく、明確な結果は出ていないという。
◇太り過ぎ、やせ過ぎもNG
■体形
体形も死亡に影響する。太っても、やせても危険が増す。男性の場合、BMI=体重(キロ)÷身長(メートル)÷身長(メートル)=30以上と19未満の人は、23-24・9の人に比べ死亡の危険が2倍だ。
津金さんによると、太れば高血圧や糖尿病にかかりやすくなる。やせると免疫力が落ち、感染症などに弱くなる。中年期は20歳代より太るのが一般的で、男性は23-27程度を保てばよい。女性では明確な結果はないが、19-25で死亡が最も少ない傾向がみられた。
食べ物では、塩分や野菜、果物の摂取量が、胃がんの発生に影響することが分かってきた。塩分は、調査対象の男性を食事中の塩分量で5グループに分けると、最も多いグループは、最も少ないグループの2・2倍胃がんになりやすかった。女性では明確な関係は見つからなかった。
◇魚で心臓病リスク減
■食べ物
野菜については▽ほうれん草などの緑色野菜▽かぼちゃ、ニンジンなどの黄色野菜▽キャベツやトマトなど緑黄色以外の野菜----に分けて調べた結果、どの種類でも週1日以上食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、胃がんになる危険が2潤オ5割低かった。果物も週1日以上食べると胃がんの危険が下がっていた。
津金さんは「野菜は毎食、果物は毎日食べるのを勧める」と話す。野菜や果物のうち特にどれがよいかは、世界的にも結論が出ていないという。
また、魚を多く食べる人は男女とも、心筋梗塞(こうそく)などの心臓病にかかる危険が、少ない人に比べ約37%減。大豆の成分「大豆イソフラボン」を豆腐や納豆、みそ汁などから多くとる女性は、少ない女性より乳がんにかかる危険が54%減などの結果が出ている。
今回紹介した調査結果は主に、岩手県から沖縄県までの10都府県の40-69歳の男女計約11万人に対し、喫煙や飲酒、食事内容などさまざまな生活習慣をアンケートした後で十数年間追跡し、死亡や病気との関係を調べたものだ。対象者の年齢や人数は調査ごとに少しずつ違うが、少ない調査でも約2万人を調べた。
「この食べ物で、がんが防げる」などの宣伝があふれている。しかし、宣伝の根拠は「がん細胞を殺す成分が含まれる」「動物実験で効果が出た」など。効く成分が含まれる食品といっても、適量の判断は難しい。少な過ぎれば効かないし、多過ぎて害が出ることもありうる。動物実験で効果を示した薬でも、人間では効かないことは珍しくない。
津金さんは「人間の集団で効果を示す必要がある」と話す。さらに、外国の調査では、日常生活や遺伝要因が違い、調査結果が日本人に当てはまるとは限らない。そのため、日本人を対象に調査を続けているという。
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赤ちゃんポスト運用開始 熊本の慈恵病院、国内初 賛否両論の中で
2007年5月15日
記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2007年5月11日】
熊本市の慈恵病院は10日、養育が困難な親から新生児を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)の運用を始めた。昨年11月の構想発表から半年。「命を救う最終手段」「子捨てを助長する」と賛否両論の中、本格的なものとしては国内初の取り組みが動きだした。
この日は病院1階の新生児相談室に設置された「ポスト」の縦50センチ、横60センチの扉のロックが解除され、外部から開けることが可能に。
蓮田太二(はすだ・たいじ)理事長は「困っている方が相談できる窓口という、シンボルマークになってほしい」と強調、賛否については「それぞれの考え方があっていいが、命を助けるのが一番」と話した。
病院にはこの日朝から、妊娠に関する相談や悩み、設置に対する意見などの電話が次々とかかってきた。応対した田尻由貴子(たじり・ゆきこ)看護部長によると、どこに相談していいか分からない人が多かったという。
安倍晋三首相は10日、「子どもを匿名で捨てていくことはあってはならない。悩みを抱えているなら相談してほしい」と述べ、運用を重ねて批判した。
一方、設置を許可した熊本市の幸山政史(こうやま・せいし)市長は記者会見で「(運用を)地域全体で支えていきたい。最終手段として必要という思いは変わらないが、こういう施設が使われない社会でないといけない」と語った。市が7日に開設した24時間の電話相談窓口には、9日までに30件の相談があったという。
ポストは扉を開けると、体温程度に温められた保育器があり赤ちゃんを置くことができる。同時にブザーが鳴り、院内のスタッフが駆け付ける。
熊本市などによると、ポストに置かれた新生児は病院で保護された後、通常は児童福祉法に基づき乳児院へ。生みの親が不明のままか、名乗り出ても養育が困難な場合は里親や児童養護施設に預けられることになる。
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「矛盾抱えてのスタート」 慈恵病院の蓮田理事長
2007年5月15日
記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2007年5月11日】
国内初となる「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)の運用を始めた慈恵病院(熊本市、蓮田太二(はすだ・たいじ)理事長)は10日午後、「本当は利用されないことを願うという大きな矛盾を抱えてのスタートとなった」とするコメントを発表。悩みを抱える女性などからの相談電話が次々かかってきたことを明らかにした。
応対した田尻由貴子(たじり・ゆきこ)看護部長によると、電話はどこに相談していいか分からないという人が多かったという。
昨年11月の計画公表以降、病院への相談や意見は電子メールだけで300件を超えた。「育児放棄を助長する」などの批判も根強く、今後、いたずらも予想されるが、蓮田理事長は「運用停止はしない」としており、熊本県警とも相談、周辺での見回りを強化する方針。
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10日に赤ちゃんポスト開設の慈恵病院理事長=蓮田太二さん
2007年5月15日
記事: 毎日新聞社 提供: 毎日新聞社
【2007年5月11日】
ひと:蓮田太二さん=10日に赤ちゃんポスト開設の慈恵病院理事長
◇預ける前に相談してほしい----蓮田太二(はすだ・たいじ)さん
「赤ちゃんを救うことに力を入れれば、虐待や自殺防止にもつなげられる」。国内初となる「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の運用を開始した10日の朝、いつもと同じ笑顔を浮かべながら熱く語った。
妊娠や出産についての電話相談をして喜んで赤ちゃんを産めない女性がいる現実を知った。04年にドイツの「赤ちゃんポスト」を視察。同じころ、熊本県内で若い女性が便槽に赤ちゃんを産み落とし死なせる事件が起きた。「傍観者に過ぎなかった」。ショックを受けた。一人でも多くの命を救いたい。そう誓って3年、願いがかなった。
カトリック系の「マリアの宣教者フランシスコ修道会」が設置した慈恵病院(熊本市)に入ったのは69年。多い日は10人以上の出産に立ち会った。取り上げた赤ちゃんは1万人を超える。難産で母子の命が危険にさらされる場面に直面するたびに全力を尽くし、神に祈った。次第に信仰が芽生えて98年、洗礼を受けた。
ほほ笑みを絶やさない温和な表情に、周囲の人たちは「ものすごくいい人」と評す。ところが自己分析は「気が短くて、寛容でない」。安倍晋三首相らが懸念を示す逆風の中で「上に立つ人こそ命を大事に思う心を持ってほしい」と訴え、熊本市の許可を信じて待つ強さも見せた。
真価が問われる運営に決意は揺るがない。「預ける前に相談してほしい。それが、赤ちゃんと母親の幸せにつながる」。改めて強く呼びかけた。
■人物略歴
熊本大医学部卒。病院を修道会から継承するため医療法人聖粒会が設立された78年から理事長。息子2人も産婦人科医。71歳。
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動物実験の必要性など議論 タミフルと異常行動で
2007年5月11日
記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2007年5月7日】
厚生労働省は2日、インフルエンザ治療薬タミフルと異常行動などの関係を、動物実験をはじめとする基礎研究を通じて検討する専門家作業部会の初会合を開き、中枢神経系への影響などを解明するにはどんな研究が必要かについて議論した。
今後、タミフルの輸入販売元の中外製薬に新たな動物実験を求めることも検討。それらのデータを総合し、今冬までに結論をまとめたい考え。
作業部会は薬理学、精神医学、心臓血管内科などの専門家7人で構成。非公開で行われた会合後に記者会見した厚労省によると、この日は承認申請時に国に提出された動物実験のデータなどについて議論し、委員からは、インフルエンザにかかった状態での動物実験や、人間に近い種での実験が必要だとする意見が出た。
タミフルは、服用後の異常行動が相次いだのを受け、10代への使用が原則中止された。2001年の発売開始以来の異常行動は186人に上っている。
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妊婦の薬相談、全国に拡大 厚労省、新たに5病院
2007年5月11日
記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2007年5月7日】
厚生労働省は3日までに、妊娠中の服薬が赤ちゃんに影響しないかと心配する妊婦の相談に乗る「妊娠と薬情報センター」の受け付け対象地域を、これまでの首都圏から全国に拡大した。
従来は国立成育医療センター(東京)が相談・調査業務を一手に引き受けていたが、新たに各地の5病院が協力することで可能になった。
妊婦が主治医を通じて相談するのが原則。内容が情報センターあてに送られると、医師や薬剤師が調査を基に主治医へ回答、主治医が妊婦に説明する仕組み。希望すれば、成育医療センターや協力病院で面接による相談もできる。
協力病院は仙台医療センター(宮城県)、筑波大病院(茨城県)、虎の門病院、聖路加国際病院(以上東京都)、大阪府立母子保健総合医療センター。
情報センターは2005年10月設置。当初は受け付け地域を東京都世田谷区に限っていたが、その後、東京、神奈川に拡大し、昨年9月に首都圏全域に広げてからは相談件数が月約30件に増えた。
厚労省は、相談者から出産後の情報を集めてデータベース化し、医薬品の安全確保に役立てたい考えだ。
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緑茶1日5杯で危険低下 脳梗塞死亡で差
2007年5月11日
記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2007年5月7日】
緑茶を1日5杯以上飲むと脳梗塞(こうそく)の死亡リスクが男性は42%、女性は62%低下するとの研究結果を栗山進一(くりやま・しんいち)東北大准教授(公衆衛生学)らが4日までにまとめた。
栗山准教授らは1994年から宮城県内の40?79歳の男女約4万500人を追跡調査、1日に緑茶を飲む量で4グループに分け分析した。
その結果、脳や心臓など循環器系の病気の死亡リスクは、緑茶を飲む量が多いほど低下。1日に1杯未満の人に比べ、5杯以上飲む人は男性は22%、女性は31%低下した。脳血管障害では男性は35%、女性は42%低下。特に脳梗塞はリスクが低かった。
一方、がんによる死亡のリスクとは関連はなかった。紅茶やウーロン茶を飲む量とこれらの病気の死亡リスクに関連はなかった。
栗山准教授は「予想以上の差があり驚く結果だ。緑茶に含まれるカテキンなどが体に良い影響を与えている可能性がある」と話している。
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